まずはダイアログベースのアプリで・・・1.ダイアログの編集


■ プロジェクトの新規作成
Windowsの「スタート」メニューから「Microsoft Visual C++ 6.0」を選択して、VC++を起動しましょう。
そして、いきなり[ファイル]メニューの[新規作成]を選択しましょう。すると、[新規作成]ダイアログボックスが表示されます。

まず、左のリストから[MFC AppWizard(exe)]を選択しましょう。
そして、プロジェクト名を入力します。この例では、"dlgtest"としました。
プロジェクトとは、これから作成するアプリケーションに必要なソースコード、リソースデータ、オブジェクトファイル等全ての情報をまとめたものです。
また、[位置]で、プロジェクトを格納する場所を指定します。これはどこでも良いです。
[OK]ボタンを押すと[MFC AppWizard - ステップ1]に進みます。

ここでは、作成するアプリケーションの種類を設定します。今回は[ダイアログベース]を選択します。
続くステップでは、その他幾つかの設定の変更ができますが今回は特に変更をしないので、[終了]ボタンを押しましょう。
最後に、確認のための[新規プロジェクト情報]が表示されます。[OK]ボタンで完了です。
■ とりあえず実行してみましょう
作成後、ダイアログエディターに入りますが、ここでは何も変更せずに、とりあえずこのアプリケーションを実行してみましょう。
[ビルド]メニューの[ビルド]を、実行して下さい。この処理は頻繁に使用されるのでF7(ファンクションキーの7)でも実行できます。
アウトプットウィンドウが表示され、各ファイルをコンパイル後、リンクが行われ、結果が表示されます。
何も、手を加えていないので、エラー・警告ともに無いはずです。
次に、[ビルド]メニューの[デバッグの開始]の[実行]を、選択して下さい。この処理も頻繁に使用されるのでF5(ファンクションキーの5)でも実行できます。
ダイアログエディターで表示されたのと同じダイアログウィンドウが表示されましたね。

[OK]ボタンか[キャンセル]ボタンを押してプログラムを終了させましょう。
■ コントロールを編集してみましょう
では次にダイアログウィンドウ上のコントロールを編集してみましょう。コントロールとは、ダイアログ上にあるボタンや文字列を表示するスタティックなどを指します。
その前にまず、ダイアログのサイズとを、変えてみましょう。例では、少し小さくしました。やり方は、フォーカスをダイアログ自体を移してマウスのドラッグで行います。
次にダイアログ上にある"TODO: ダイアログのコントロールをここに配置"というスタティックテキストを移動してしてみましょう。普通は邪魔なので消してしまいますが、今回はこれを後で利用してみます。フォーカスをこれに移して、移動、サイズ変更をやってみましょう。
例では、こんな感じになりました。

次に、新しいボタンを一つ追加してみましょう。まず、コントロールのリストからボタン(ボタンの絵)を選択します。
この状態でダイアログの中央にマウスの左ボタンを押したままドラッグさせボタンの大きさお決め左ボタンを離します。
[Button1]と描かれたボタンが表示されましたね。
次に、このボタンの文字列を変えてみましょう。まず、このボタンをマウスの右クリックで選択すると、ポップアップウィンドウが現れるので、[プロパティ]を選択しましょう。(ボタンを左クリックで選択し、[Alt]+[Enter]を押しても同じです)
すると、[プッシュ ボタン プロパティ]のダイアログが表示されます。[一般]のページの、[キャプション]が"Button1"になっているのでこれを変更してみて下さい。ここでは"テストボタン(&T)"としてみましょう。&Tは、このボタンのキーアサインです。実行時にこのボタンをクリックする代わりに[Alt]+[T]と押しても選択できるようになります。因みに[OK]ボタンは[Enter]キー、[キャンセル]ボタンは[ESC]キーが最初から割り当てられています。
[Enter]キーで変更が更新されます。
[ファイル]メニューの[上書き保存]をして、[ウィンドウ]メニューの[閉じる]でダイアログエディターを終了させ、先ほどと同じようにビルドしてから実行してみてください。変更したダイアログが表示されましたね。

次にボタンと同様にスタティックテキストの[プロパティ]を編集します。まず、[一般]のページで、IDのをIDC_STATIC1にして下さい。この理由は、スタティックテキストは普通説明等の文字を単に表示する目的が多いので、複数のスタティックテキストを作成してもどれも同じIDC_STATICになっています。この状態では、プログラムからこれを操作することができません。この例では、スタティックテキストをメッセージの表示エリアとして使用するつもりなので、このように変えてみて下さい。このIDは、何でもOKです。ただ他の種類のIDと判別する為コントロールのCを取ってIDC_を普通、頭につけます。メッセージの表示と言うことで、IDC_MESSAGE等としても良いです。キャプションも好みに変えてみましょう。

次に、[スタイル]のページで配置のルールを変えましょう。この例では、テキストを中央、上下中央は位置にしくぼみをつけてみました。このあたりは好みに合わせて下さい。

プロパティを閉じて、結果を見てみましょう。今回は、実行せずに左下にある[テスト](Ctrl+T)ボタンを押してみましょう。実行した時と同じにダイアログが表示されましたね。[ESC]でテストが終了します。
ダイアログの編集は、プログラミングというよりデザインに近いと思います。従って、作成時には、機能を考えると共にセンスが伺えるかも知れません。他の既製のアプリケーションのデザインをいろいろと参考にすると良いでしょう。
では、ダイアログ画面の編集はこの程度にしてプログラミングに入りましょう。
■ サンプルプロジェクトファイルのダウンロード
(VC++6.0プロジェクトファイル13KB)